Contents
カード紹介
(今回は実験として、フランクさを重視して敬語口調はやめました。忘れていただけともいう)
ゼンディカーの夜明け時点のスタンダードと、古いカードも使えるフォーマット・ヒストリックを中心に考察していきたいと思う。
お題はこいつ。『スカイクレイブの災い魔』。
ゼンディカーの夜明けに収録された神話レアカードで、癖の強さから話題になった(はず)のカードだ。

キッカー(追加コスト) 4マナ+黒1マナ
あなたがこの呪文を唱えたとき、これがキッカーされていた場合、各プレイヤーは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。
スカイクレイブの災い魔のパワーとタフネスはそれぞれ、20からすべてのプレイヤーの中で最も多いライフ総量を引いた値に等しい。
最後の能力を参照すればわかるように、対戦中のプレイヤーのライフが(自分を含む)1人でも20点以上ならパワー・タフネスが0となり、召喚した時点で死亡して墓地に行ってしまう。
そのため、全プレイヤーのライフをどう調整していくかがポイントになっていくわけだ。
ラクドス(黒赤)カラーが一番輝くと個人で的には考えているのだが、まだデッキは上手く組めていない。
参考『ヒストリック・災禍(さいか)のラクドス』デッキ↓(自分をプラチナランク最下位に導いたカスデッキ。災禍というか最下位。コンセプトははっきりしていて悪くないので、一応そこだけは評価)
デッキ 4 乱動する渦 (ZNR) 156 3 沼 (KLR) 293 4 火柱 (JMP) 355 4 チャンドラの螺旋炎 (WAR) 120 4 ファイレクシアの闘技場 (8ED) 152 5 山 (KLR) 298 4 血の墓所 (RNA) 245 4 竜髑髏の山頂 (XLN) 252 4 鍛冶の神のお告げ (THB) 145 4 スカイクレイブの災い魔 (ZNR) 122 3 騒乱の落とし子 (RNA) 85 4 悪意の神殿 (THB) 247 4 槍播き (RNA) 117 2 ロークスワイン城 (ELD) 241 3 カズールの憤怒 (ZNR) 146 4 嵐拳の聖戦士 (ELD) 203
毎ターン、プレイヤーにダメージを飛ばすカードを多めに採用している。



乱動する渦は赤の1マナを支払うことで、そのターン中対戦相手がライフを得られなくする能力を持っている。白単などが相手のときにはサイドボードに入れるのもいいだろう(別のデッキを運用している場合にも)。
嵐拳の聖戦士はダメージと手札増強に役立ち、騒乱の落とし子も自分のターンに各プレイヤーに1点のダメージを与える。
後は赤のバーンカードなどで相手ライフやクリーチャーを焼いて、災い魔でドカン!
というのを狙った。
が、お互いにライフが減っているのでこちらが一方的にトドメを刺される自爆展開が非常に多かった。
ここであらためて『スカイクレイブの災い魔』について考察(アラ探し)をしようと思う。

問題点その1:相手だけでなく、自分もライフが減っていないとお話にならない。
白単ライフゲインデッキが思いっきり(メタ・対抗策として)刺さるのはもちろん、自分自身もライフを得てはいけないようなものなので、普通にビートダウンされるだけで言葉通り打ちのめされてしまう可能性が十分にある。
問題点その2:速攻を持たない。
黒などでは除去呪文はかなり多いので、召喚した直後に破壊系カードを打たれて即死とかも十分ありうる。
運良く生き残れて攻撃しようにも、速攻がないのですぐに相手にはダメージが飛ばない。
問題点その3:まずキッカーできない(コストが計7マナと重くなる)。
緑中心にしてゴルガリ(黒緑)カラーのマナ加速系デッキにするとかはありかも知れない。
白単ライフゲインなどへのメタとして入れる感じで、災い魔を主体にしない感じ。
どうしてもキッカーで運用したいのなら、マナ加速は必須だろう。
ただ、それなら普通に緑単でビートダウンを狙ってしまったほうが早い気がする。
よそ様の動画を紹介・引用する
晴れる屋さんのデッキ紹介では強いらしいので、もったいぶらずに紹介する(スタンダード2021)。
自分のライフ調整のために第二面の神話土地(髑髏砕きの一撃など)を利用するのはさすがだなー。
こちらはローグさんのデッキ(スタンダード2021)↓
義賊やエンバレスの宝剣、ランクルを入れるのが定番なのかな?



ありがとうございました!