はい、非常にざっくりとした質問、ありがとうございます。
ブロールとは
ブロール(乱闘)というだけあって、多人数(2人~最大6人)でわいわい遊んで、最後まで生き残ったプレイヤーが勝利を収(おさ)める形式になります。
ブロール最大の特徴として、伝説のクリーチャーかプレインズウォーカーを1枚選ぶ、
統率者というものが存在します。
それに次ぐ特徴としては、同じカードは基本土地を除き、1枚ずつしかデッキに入れられません。
また、初期ライフは25点、3人以上で遊ぶ場合は30点から開始されます。
さらに、ゲーム開始時に1回のみ初期手札を減らさなくて済む『フリーマリガン』を行うことができます(デッキに入れられるカードの種類が増えすぎるため、手札事故の可能性を下げるための処置だと思われます)。
その後もマリガンできますが、当然そのたびに初期手札が1枚減ります。
その他のルール
固有色と統率領域というものがブロールには存在します。
固有色は、統率者に含まれるマナ・コストおよびテキスト内のマナ・シンボル(マナ色)のことで(例えば帰還した王、ケンリスは全ての色が固有色になりますね)、デッキにはこの固有色のカードまたは無色のカードしか採用できません。

例として、
赤の統率者(朱地洞の族長、トーブランなど)→デッキには赤マナか無色のカードしか採用できない。
青黒の統率者(万面相、ラザーブなど)→デッキには青か黒、無色のカードただし、マナコストに他の色を含むカード(黒か緑マナが使える採取+最終など)は採用できない。
といった具合です。
また統率者が無色だった場合は色を1色選び、それを固有色にしてデッキ構築をすることになります。
統率領域は統率者が置かれる専用の領域で、マナさえあれば最初から唱えられます。
統率者が戦場などから領域を移動する場合、その代わりに統率領域に戻すことが可能です。
また、統率領域から統率者を再び唱える場合は、その回数×2マナ分、不特定マナ・コストが追加されます。
2マナの統率者(戦闘でやられるなどして)を再び統率領域から唱える→4マナ→またやられたので唱えたい→6マナ! と言った具合です。
おすすめ統率者や、デッキタイプなど
統率者を含めデッキ構築のススメを書いていきたいと思います。
参考になれば幸いです。
トーブラン・ブロール
朱地洞の族長、トーブランを統率者にした赤単デッキです。

4マナあれば確定でトーブランを出せるため、赤の火力が上がります(赤の発生源からのダメージ+2)。
ショックに始まる火力呪文に、低マナ帯のクリーチャーで相手を圧倒する……というコンセプトのデッキです。
血王ソリン・ブロール
復讐に燃えた血王、ソリンを統率者にしたデッキです。

ライフ回復に長けたデッキ構築で、アジャニの群れ仲間や血に飢えた曲芸師、ギデオンの中隊などが輝きます。
クリーチャー除去能力も白黒のため高く、回生+会稽の会稽が決まれば相手はたまったものではありません。

諜報(万面相、ラザーブ)・ブロール
万面相、ラザーブを統率者にしたデッキです。

青黒のわずか2マナで出せる統率者で、召喚マナ・コスト分のマナを支払えば、墓地に存在する他のクリーチャーのコピーになります。
諜報関連のカードを中心に構築したデッキです(当然?)。
エトラータ・ブロール
静める者、エトラータを統率者にしたデッキです。

やや面倒なカードですが、相手にブロックされず、相手プレイヤーにダメージを与えるたびにエトラータはデッキ(または統率者領域)に戻ります。
ダメージを受けたプレイヤーがコントロールしているクリーチャーを追放し、殺人カウンター(MTGアリーナでは『命中(ヒット)』カウンターと、対戦中の表記が変更されていました。物騒・露骨すぎたか、厳密に訳すための変更?)を1個おき、命中(ヒット)カウンターが3つ以上置かれている追放されているカードが3枚以上ある場合、そのプレイヤーは敗北します。
このように特殊勝利を狙ったデッキですが、1対1のゲームならともかく、3人以上になるとこの能力で特殊勝利を目指すのは難しくなると思います。
ちなみに、追放指定したカードが相手の統率者で統率領域に戻った場合は追放されていないため、命中(ヒット)カウンターが乗っていても勝利条件の命中カウンターの1つには数えられません。
トークンも追放と同時に消滅してしまいます(命中カウンターの1つとして数えない)ので、注意してください。
こんなところですかね。
ちゃんと作って遊んでいるのでデッキのインポート用データもありますが、自分で組んでみたほうが楽しそうな気がするので、アイデアだけまとめました(その後、気が変わったらデータを載せるかも)。
気になるところがあったら加筆・修整したいと思います。
ありがとうございました!